「あおり運転」を受けにくい車ってやっぱり高級車ですか? 28歳女性、「予算120万円」で車の買い替えを考え中なのですが、大きめの車が良いでしょうか…?
車を運転していてあおり運転をされた経験があるという人もいるのではないでしょうか。あおり運転は、車によって被害の受けやすさが異なるといわれています。可能ならば、「あおり運転を受けにくい車」に乗ったほうが安心です。 本記事では、あおり運転をされやすい車・されにくい車の違いや、予算120万円であおられにくい車を買う場合の選択肢、あおり運転をされないための対策を元警察官の視点も踏まえながら解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
そもそもあおり運転とは?
あおり運転とは、ほかの車の通行を妨害する目的で行われる悪質・危険な運転の総称です。2020年6月10日に改正された道路交通法で、あおり運転を取り締まるために「妨害運転罪」が創設されました。 道路交通法であおり運転は、車間距離不保持や減光等義務違反(不必要なハイビームやパッシング)、警音器使用制限違反(クラクション)、安全運転義務違反(幅寄せなど)などの10類型に分類されています。
あおり運転されやすい車・されにくい車
あおり運転をする人は、一般的に自分よりも弱い相手をねらう傾向があるとされています。軽自動車やコンパクトカーなど車体の小さい車は、その外見から自分よりも弱い人が運転しているのではないかと思われることがあるようです。 実際はかわいらしい軽自動車やコンパクトカーに似つかわしくない乱暴な人が乗っていることもあり、弱そうな車だから弱そうな人が乗っているという考えは誤りなのですが、人間は外見に大きな影響を受けてしまいがちなのでしょう。 逆に、あおられにくい車は高級車やSUV、スポーツカーなどです。高級車やSUVは車体が大きく威圧感があるため、あおられにくいのでしょう。また、スポーツカーはそのハイパフォーマンスゆえ、あおっても逃げられてしまう、逆に追跡されてしまうと思われているのかもしれません。 また、トヨタのクラウンなど覆面パトカーに採用されている車種も「ひょっとしたら警察かも」と思われるため、あおられにくい傾向があるようです。