【RIZIN】〝超新星〟秋元強真が元谷友貴に判定負け 前UFC王者「まだまだこれから」
大みそかの総合格闘技イベント「RIZIN.49」(さいたまスーパーアリーナ)で、朝倉未来率いる「JAPAN TOP TEAM(JTT)」の超新星・秋元強真(18)が、ベテランの元谷友貴(35)に快進撃を止められた。 【写真】バックをとられた秋元強真 9月のRIZIN初参戦では、実力者の金太郎に1ラウンド圧勝。11月には早々と2戦目に挑み、ベテランの鈴木博昭を判定3―0で撃破した。プロデビュー以来、7連勝と破竹の快進撃を続ける超新星は、RIZINバンタム級王者・井上直樹への挑戦をかけて、元谷と激突した。 第1ラウンド(R)、2015年末の旗揚げからRIZINマットを盛り上げてきた元谷に、バックを許してしまう。何とか立ち上がるが、元谷は背後のポジションを崩さず、再びグラウンドに持ち込んだ。ハーフガードで耐える秋元に対して、元谷は巧みにギロチンチョークに移行。18歳は決めさせず、1Rをしのいだ。 ただ、海千山千のベテランの攻撃は執ようだ。第2Rでも、再びバックを取ってグラウンドへ。元谷に背後から組みつかれたままの秋元は、ボディーを4の字フックで決められて動けない。試合をコントロールされ続けた中での第3R、秋元はヒザ蹴り連打とワンツーで一気に攻勢に出るが、タックルをくらってまたもやバックを取られる。 再び4の字フック地獄に陥った秋元は、元谷にツイスター(グラウンドコブラ)からパウンドを落とされてなすすべなし。判定0ー3で完敗となった。 同大会を配信した「ABEMA PPV」でゲスト解説を務めた王者の井上は「やっぱり元谷選手が強かったなという試合だった」と、元谷の完勝と指摘。王座挑戦権を逃した秋元は、涙をタオルでぬぐいながら花道を下がった。それでも、わずか4か月で王座戦線を駆け上がったポテンシャルは本物だ。 解説の川尻達也は「18歳ですから、秋元選手は。元谷選手も天才と言われながら、メジャーのベルトまで13年かかった。そういう意味ではこれからでしょう」とエール。試合を観戦した前UFCバンタム級王者のショーン・オマリー(米国)も、会見で「非常にスキルのある、経験のあるファイターだが、まだまだこれから。これからのポテンシャルかな」と今後の成長に期待を寄せていた。
東スポWEB