サプリに適正製造規範の義務化を 消費者庁の専門家検討会
小林製薬の「紅こうじ」サプリメントの健康被害問題で、消費者庁が設置した機能性表示食品制度の専門家検討会が10日開かれ、サプリの製造について品質・衛生管理に関する指針「GMP(適正製造規範)」に基づく管理を義務化する必要があるとの認識で一致した。 消費者庁によるとサプリに関するGMPには(1)原材料受け入れ(2)製造管理(3)品質管理(4)出荷可否の判断―などの項目がある。現在は強く推奨されるにとどまっている。検討会のヒアリングでは、サプリの原材料製造で認証を受けている事業者が多くないとして「原材料の安全性を確保するためにも何らかのルール化が必要ではないか」と指摘した。