トランプ氏「法廷寒すぎる」……裁判で“抵抗”の戦略? 被害者アピールも 麻生氏がトランプタワーへ?【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
アメリカの大統領選が11月に控える中、4つの事件で起訴されたトランプ氏の裁判が本格化しています。トランプ氏は「公正な裁判ができない」「選挙妨害だ」と、抵抗を見せています。各国の要人はトランプ氏を訪ねていますが、背景に何があるのでしょうか? そこで今回の#みんなのギモンでは、「裁判本格化 トランプ氏の“戦略”は?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●“抵抗”続け選挙に利用も? ●麻生副総裁 トランプタワーへ?
■米大統領経験者が初の「被告」に
富田徹・日本テレビ解説委員 「トランプ前大統領の裁判が、本格的に始まりました。アメリカの大統領経験者が史上初めて、刑事事件の被告となった裁判です。今行われているのは、トランプ氏がいくつか抱える裁判のうち最初の裁判で、日本時間の22日夜、冒頭陳述が行われます」 「一方で自民党の麻生副総裁は22日午前、アメリカに向けて出発しました。関係者によると、現地でトランプ氏と会談する方向で調整しているということです」 森圭介アナウンサー 「11月に大統領選を控える中で、この裁判の結果が選挙にどういう影響を与えるのか。アメリカだけではなくて世界中が注目していますよね」
■トランプ氏が起訴された4つの事件
富田解説委員 「各国が注目していますよね。まずはトランプ氏の裁判について改めて整理します。起訴されているのは4つの事件。22日に冒頭陳述が行われるのは1つ目で、2016年の大統領選挙直前に、不倫の口止め料の支払いをめぐって、業務記録を改ざんしたとされる事件です」 「2つ目は2021年に大統領を辞める際、核計画に関する情報などが含まれる機密文書を持ち出し、自宅に保管していたとされる事件。3つ目は、大統領選挙の結果を覆そうと画策したあげく、支持者が議会を襲撃した事件です」 「4つ目はジョージア州の選挙で負けたのをひっくり返そうと、州政府に圧力をかけたとされる事件。事件としてはこの4つですが、91の罪に問われています」