【チャンピオンズC】来年ダート戦線の主役になれるか 王者をハナ差に追い詰めたウィルソンテソーロ
[GⅠチャンピオンズカップ=2024年12月1日(日曜)3歳上、中京競馬場・ダート1800メートル] 前年に続き、逃げ切り態勢のレモンポップにただ一頭迫ってきたのがウィルソンテソーロ。その昨年を上回る上がり最速36秒2の脚で追い上げたが、クビの上げ下げの末、わずかハナ差届かなかった。 「着差はわずかですが、チャンピオンは最後までチャンピオンでした」と勝ち馬をたたえた川田。それでも「最後までこの馬らしく走ってくれました」とタイトルをひっさげて参戦した相棒をたたえることを忘れなかった。小手川調教師も「あそこまでレモンポップを追い詰めましたしね。気性も我慢できていましたし、海外の経験が生きていますね」と成長を実感した様子。 「1馬身1/4」の着差を1年で「ハナ」に縮め、去り行く最強王者を苦しめた。この日の走りを見る限り、来年のダート戦線をけん引する存在であることに異論はなさそうだ。
東スポ競馬編集部