時代を象徴?最近耳にする『年賀状じまい』 “約6割が「出さない」選択” その背景と方法とは?
老舗文具店の『甲玉堂』でも、この時期には様々な年賀状用の商品が並びますが、去年あたりから『年賀状じまい』の商品の売り上げが爆発的に上がってきているといいます。 甲玉堂 西山朱音さん「今年は年賀状の販売が始まる頃から、お客様からの『年賀状じまい』の問い合わせが多くなっています。10種類くらい仕入れていましたが、今は1種類だけになっています」 そして特に売れているのが、年賀状じまい用のスタンプです。 西山さん「手持ちの年賀状にスタンプを押すだけで、(一文追加でき)年賀状じまいと併用できるという形。年賀状自体も販売していますので、『年賀状じまい』が売れるということは寂しくもあるが、(特に高齢者が)字を書くことが苦しいということで年賀状じまいされる方も多いので、どちらも販売していく形にはなります」 (スタジオ) キャスター「控えさせていただきます。という言葉をみるとちょっと寂しくはなりますね」 後生川凜アナウンサー「私も年賀状じまいしたのですが、ただ辞めちゃったんですよね。こういうことをしたらよかったかもしれないなと」 ■年賀状のお年玉抽選はいつから始まった? (スタジオ解説)年賀状のもう一つの楽しみといえば、「お年玉つき年賀状」の抽選という人も居るのではないでしょうか。 「お年玉つき年賀状」の初回は1950年(昭和25年)用で、当時のポスターには、商品が書かれていました。 商品一覧をよく見ると…、当時の特賞は『高級ミシン』。値段は約1万8000円だったということですが、当時の新入社員の初任給は3000円~4000円、つまり初任給6か月分のミシンが当たるというものでした。 では、2025年用はというと、1等は「現金30万円」や「電子マネーギフト」です。好みの多様化に対応するため、商品が現金に変わっていて、1等30万円の当選確率は、100万枚に1枚だそうです。 年賀状じまいという選択肢も視野に入れ、自分らしい年末年始の過ごし方を見つけてみてください。
熊本放送