「住友電工」は上昇ステージ第2幕、通期利益予想を上方修正 電線御三家で最割安、株価低位の魅力
9月上旬の当コーナーで株価2300円水準時に取り上げ、3000円近辺までの上昇を見ている。しかし、第1四半期終了時の6月末株価から11月高値までの上昇率を見ると、同業のフジクラは約2倍、古河電工は50%高で、住友電工は16%程度にとどまっている。
住友電工のPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)は他の2社に比べて割安で、配当利回りは2%強と大きく上回っている。株価水準も2000円台で、古河電工の6000円台やフジクラの5000円台に比べると、値ごろ感も働く最高値更新途上の銘柄だ。
■ザ・覆面(ざ・ふくめん) 金融業界では知る人ぞ知るベテラン。株式の分析と着眼点の鋭さに定評がある。名を出せばハレーションが大きいため、覆面で参戦。