【1日で終える】大掃除はどこから始めて、どこで終えればいい?年間500件の家事代行をこなす家事のプロが解説
リビングの効率的な掃除手順
リビングはカーテンを洗い、ラグなどが敷いてある場合は外に干しておきましょう。カーテンレールや照明器具など高いところから埃を落とします。長めのハンディモップを使うと便利です。 テレビ周りやドアの隙間、壁と床の境目に配置されている板状のパーツである巾木(はばき)には埃が溜まりやすく、見落としがちなので要注意です。ドアノブやスイッチ周りは手垢がついています。食器用洗剤を水で薄めて拭くときれいになります。次に掃除機をふだんよりゆっくり丁寧にかけていきます。 ソファや家具の隙間はアタッチメントを替えて隅々までかけたら、床拭きです。フロアワイパーでは拭きづらい狭い箇所は手拭きします。 余裕があれば窓拭きもしておきたいところ。内側は水拭きの後に乾拭きするだけできれいになります。拭きムラがないように一定方向に拭きましょう。外側は新聞紙を使ってきれいにします。新聞紙に含まれるインクの成分が汚れを落とし、曇り止めの効果もあります。握れる大きさの新聞紙をぬるま湯でぬらして上から拭いていきます。水拭きしたあと乾いた新聞紙で乾拭きします。ポイントは拭きあとが残らないように、水気が蒸発してしまう前に乾拭きすることです。紙なので細い繊維が残ることもありません。最後にカーテン、ラグを元の状態にセットしましょう。
トイレの効率的な掃除手順
トイレは汚れが溜まりやすいフチ裏に洗剤でつけ置きしましょう。水垢や尿石は酸性洗剤を使い念入りにブラシで汚れを落とします。便座から床にかけては、トイレ用シートを使い、汚れを拭き取っていきます。 タンク下は埃が溜まりやすい場所です。奥まで届かないときはフロアモップにトイレシートをつけて拭きます。便器と床の境目は汚れが溜まりやすい部分なので、ブラシを使うときれいになります。ドアノブやトイレットペーパーホルダーも忘れずに。 スリッパやマットにも汚れはついていますので、洗濯してから元に戻しましょう。 今回の記事では1日で大掃除を終わらせるために最低限きれいにしておきたいところにしぼりました。また、いずれの場所でも掃除は上から下、奥から手前にすすめていくことが基本です。いそがしい年末の大掃除、ぜひ参考にしてみてください。 ■教えてくれたのは…西田美保さん アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属し、年間約500件のお客さま宅で、定期家事代行サービスを提供。これまでに延べ1,500件のサービスに従事している。現場で培った家事代行・整理収納サービスの経験を活かし、新人スタッフの教育・研修トレーナーも担当。 構成/サンキュ!編集部
サンキュ!編集部