「今後は物を投げないで他の指導方法をとる」用具とペットボトル投げつけ部員にけがさせた60代高校男性教諭を戒告処分=静岡県教委
静岡県教育委員会は、部活動の練習試合で、指導する部員に対し用具やペットボトルを地面に投げつけてけがをさせたとして、63歳の男性教諭を戒告処分としました。 11月26日付で戒告処分となったのは、県立浜北西高校に勤務する男性教諭(63)です。男性教諭は8月26日、自らが指導する部活動の他校との練習試合において、競技で使用する用具やペットボトルを地面に投げつけたところ、部員1人の足にあたり、けがをさせたということです。 また、指導中に、同じ部員の首の後ろからつかんだといいます。部員は打撲をし、医療機関を受診し治療を受けました。1週間で練習に復帰したということです。男性教諭は被害を受けた部員と保護者に謝罪しました。 8月26日から28日にかけ、県教委に本件に関する情報が匿名で複数寄せられ、学校が男性教諭や関係部員に事実確認を行いました。9月12日に、校長が男性教諭に部活の指導から外れるよう命じました。 男性教諭は用具やペットボトルを投げた理由について「試合後に当該部員に対し、試合内容をアドバイスしたところ、理解していないと感じて腹を立てた」とし、首の後ろを掴んだ理由については「試合内容について部活動の仲間に謝らせようとした」と話しているということです。 男性教諭は勤務歴40年目で、処分に対し、「物を投げた行為は反省している。今後は物を投げないで、他の指導方法をとるつもりである」とコメントしています。
静岡放送