TSUTAYA、ここまで変わった…!大阪に全国初の「複合型店舗」
■ レンタルサービスは終了、新業態を導入
「TSUTAYA 香里園店」が、「TSUTAYA BOOKSTORE 香里園店」(大阪府寝屋川市)として11月11日にリニューアルオープン。シェアラウンジとジムを兼ね備えた複合型店舗として生まれ変わる。 【写真】中の様子、解放的で勉強にも最適 1993年にオープンして以来CDやDVDのレンタルや販売などをおこなってきた同店だが、今回のリニューアルで従来のサービスは終了し、運営会社「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)」の新業態を導入した店舗としてオープンする。
CDやDVDのレンタルショップとしてのイメージが強い同社だが、その場所を訪れることで体験できる「空間価値」を重視しており、書店とカフェを融合させたブックカフェを2003年に日本でいち早くオープンさせたことでも知られる。 なかでも同店は、時間制のカフェスペース「SHARE LOUNGE」とジム「TSUTAYA Conditioning」、スターバックスと書籍売り場が一体化した「BOOK&CAFE」の3つが合わさった複合型店舗の第1号店となる。
■ 業態がらりと変わるも、あくまで核は「書店」
同社のTSUTAYA管掌役員・鎌浦慎一郎氏は、第1号店に香里園エリアを選んだ理由について、「駅の再開発やマンションの建設が進み、京阪沿線でも特に活力のある街。新しく移住する方も多いと考えているので、新たな業態にチャレンジするのに最適な場所だと考えました」と説明。 また、「BOOK&CAFEは30代~50代の女性が利用する傾向があるため、似た傾向のTSUTAYA Conditioningを併設するのは相性のいい戦略だと考えています。シェアラウンジを利用するワーカーの方々は、従来のTSUTAYAから足が遠のいていた客層なので、これを機に新しいユーザーも来店してもらえれば」と、想定する客層について分析した。 業態はがらりと変わったものの、あくまで核は「書店」ということで「TSUTAYA Conditioning」では本を片手にマシンでトレーニングをしたり、シェアラウンジやブックカフェで仕事やミーティングをしつつ読書や書籍の購入ができるなど、それぞれのサービスをシームレスに楽しめるような店づくりとなっている。さらに、2階エリアには「三井住友銀行」のストアも新設され、お金や暮らしにまつわる相談ができるスペースが設けられている。 「TSUTAYA BOOKSTORE 香里園店」の営業時間は、朝9時~夜10時。京阪電車「香里園駅」より徒歩1分。 取材・文・写真/つちだ四郎