キレやすいおじさんに共通する特徴があった…! 相手を「許せない」のはなぜか
X(旧Twitter)で今年5月、「反応閾値(はんのういきち)」という聞き慣れないワードに関するポストが3.9万“いいね”(6月16日現在)を集め、話題を集めていた。人間関係における「反応閾値」とは、ある刺激に対して行動を起こすのに必要な刺激量の限界値のことを指すそうで、要するに起こった出来事に対してのフットワークが“軽い”か“重い”かを表す値とのこと。 【マンガ】夫の死後、5200万円を相続した家族が青ざめた…税務署からのお知らせ 例えば、ほんの少しでもほこりがあると気になってすぐに掃除する人は、部屋の清潔さに対しての反応閾値が低く、かなり汚くなるまで掃除しない人は反応閾値が高いということになる。共同生活を送るなかで、具体的にどのような反応閾値の差を感じることがあるのだろうか。恋人と同棲生活を送っている20代後半の女性に話を聞いていこう。 記事前編は「食べ終えた食器を放置、洗濯物はぐちゃぐちゃ…『なかなか行動しない人』についイラついてしまうワケ」から。
日用品が無くなっても気にしない
次は、恋人との同棲生活をスタートしたばかりだという事務職の20代女性・Bさんの話。 「私も物事によって互いの反応閾値が違うと感じます。彼氏はトイレットペーパーや石鹸などの日用品がなくなってから補充するタイプ。でも私は日用品が切れることがイヤで早めにストックを補充しておきたいタイプなので、彼氏は日用品が補充されていることに気がつかないことも多いんです。 『どうして私ばっかり』とちょっとイラっとしてしまっていたので、最近はYoutuberの購入品紹介動画のように購入したもの全て説明したり、作った夕ご飯に関しても献立を紹介したりして、やったことは全て彼氏にアピールするようにしています。イライラしたまま過ごしていると口論になってしまうので、そうやって工夫して自分の不満を溜まりにくくしていますね」(Bさん、以下同)
職場でも反応閾値の差が
Bさんは彼氏との同棲生活以外でも、職場の人間関係で反応閾値の差を感じたことがあるという。 「私は仕事の納期への反応閾値が高く、もちろんきちんと間に合わせますが、逆に言うと当日に提出すればOKという考え方。だから納期から逆算してスケジュールを立てて余裕をもって取り組んでいます。例えば納期が3日後の案件があったとすると、私はその3日間で仕上げればいいというタイプだから、残業せずに即帰宅するんです。 でも、職場のある同僚は仕事の納期に対しての反応閾値が低くて……。同じような案件を任されたその同僚は、任された仕事をなるべく早く、前倒しで終わらせたい性分のようで、たびたび残業しているんです。それだけならいいんですけど、周囲からは『あの人は残業してとてもがんばっている』と評価されて、相対的に私がサボッているように思われているようで、それが納得いかないんですよね」