「日本は40代の元選手、韓国は…」韓国メディア、スキャンダルに揺れるサッカー協会会長の人選を日本と比較してため息。
韓国サッカー界は、今年7月に韓国代表の指揮官に就任したホン・ミョンボ監督の選任過程に問題があったというスキャンダルに揺れており、大韓サッカー協会(KFA)のチョン・モンギュ会長に対して、韓国文化体育観光部長官が退陣を迫るなどの事態にも発展している。韓国メディア『hansbiz』が現地時間28日に報じていた。 【一覧表】サッカー最新FIFAランキング1位~100位 今年7月に、韓国代表の指揮官に就任したホン・ミョンボ監督。しかし、この選任過程が不透明であったとして韓国国内では批判を浴びており、関係者が国会に召喚されるという前代未聞の状況に発展している。さらに、これに付随した不透明なお金の流れにも疑惑が向けられており、KFAの会長を務めるチョン・モンギュ氏に対しては退陣を求める声も高まっているようだ。 このような状況の中で同メディアは、「韓国はチョン・モンギュ、日本はなぜ40代の元サッカー選手にサッカー協会会長を任せたのか」と、47歳と戦後最年少で日本サッカー協会会長に就任した宮本恒靖氏の名前を挙げて自国と比較していた。 「宮本会長が歩んできた道を見ると、スタープレイヤーが引退後、指導者と行政への道を目指す時にどのように歩むべきか示す良い例だ。パラシュートのように上から差し込むのではなく、一つずつ底から着実に積み上げて学びながら(宮本会長は)上がっていった。JFAが宮本氏を会長に選んだのは、彼が建てた目標が日本サッカーの発展に重要な役割を果たすと見たことだ。選手出身として現場が望むものと行政家として現場の発展のために必要なものが何であるのか、しっかりとした洞察力をもとに見抜いている」 また、「JFAは企業人に限定して適任者を探していない」と言葉を続け、「一方でKFAは政治家や企業家出身の会長ばかりだ。しかし、現在は企業による出資金が必ずしも必要な状況ではない。じっくりと準備して有能で若い元サッカー選手も、会長の席に上がることができる。もはやチョン・モンギュ会長が引き続き協会を率いる必要はない」と、スキャンダルに揺れながらも、再任の可能性がある現会長がこれ以上韓国サッカー協会会長の席にとどまる必要はないと指摘していた。
フットボールチャンネル編集部