サターン版『バーチャファイター2』が発売された日。完璧な移植で3D格闘ゲームファンたちを唸らせたサターン初のミリオンヒットの傑作【今日は何の日?】
※本記事は、2023年12月1日にアップした記事を再編集したものです。 ゲームセンターでの興奮をそのまま家庭で味わえた 【記事の画像(4枚)を見る】 いまから29年前の1995年(平成7年)12月1日は、セガサターン用ソフト『バーチャファイター2』が発売された日。 『バーチャファイター2』は、セガ・エンタープライゼス(当時)から発売された3D格闘アクションゲーム。ゲームセンターで一大ムーブメントを巻き起こしたタイトルの移植作ということもあり、当時のファンたちは発売を一日千秋の思いで待ち望んでいたのではないだろうか。 というのも、1995年はまさに格闘ゲームブームの真っ只中。とくにスタープレイヤーが集まるようなゲームセンターは異様な熱気に包まれていて、『バーチャ2』筐体の周囲は溢れんばかりの人だかりができているのがつねだった。そんなところに移植作が発売されたのだから注目されないわけがない。本作はセガサターン初のミリオンセールを記録し、本体の普及にも大きく貢献することとなった。移植版で練習してからゲームセンターへ足を運んだなんていう人も多かったようだ。 やはりうれしかったのは、美しいビジュアルを可能な限り再現してくれていたこと。アーケード版『バーチャ2』のグラフィックは当時としては最高峰レベルで、誰もが足を止めて眺めるくらいの出色の出来栄え。いまとは違い、移植作はオリジナル版よりずっと見劣りするのが当たり前の時代に、「よくぞここまで!」と思わず感謝するくらいの完成度で移植を実現してくれたのだから驚いた。 パイ、ラウ、舜帝らの服の刺繍もしっかり再現されていることに感動したのは筆者だけではなかったはずだ。もちろん、背景に割愛された部分があるなど細かな違いはあるが、そんなところに野暮なツッコミを入れるようなファンは少数だっただろう。 モーションに関しても文句なしの仕上がり。3D格闘ゲームのキモとなる部分なので、この点に関しても感謝しかなかっただろう。舜帝の酔拳の動きに翻弄されてイラッとしつつも、華麗な動作にうっとりしたに違いない。滑らかな動きもアーケード版と遜色ないくらいに再現されていて、これもなかなかに衝撃的だった。筆者がゲームでフレームレートを意識するようになったのはアーケード版『バーチャ2』からだったので非常にうれしかった覚えがある。 ジョイスティックも各社からいろいろと発売されていて、ソフトといっしょに購入する人が多かった。筆者は確かHORIの“リアルアーケードVF”だったと思うが、ボタンが3つしかないほぼ『バーチャファイター』専用のジョイスティックを2台購入して日々対戦に明け暮れていたんじゃなかったか。 つい先日、シリーズ最新作となる『Virtua Fighter 5 R.E.V.O.』(バーチャファイター5 レヴォ)が、今冬Steam(PC)で配信予定であることが判明。こちらは『Virtua Fighter esports』にゲームバランス調整を加えたVer.2.0をベースに、アップグレード要素が加えられた作品となっている。 ドスパラでゲーミングPCをゲット 創業1992年老舗パソコン専門店ドスパラのWeb通販サイト。BTO(受注生産)パソコン・周辺機器を販売している。フレーム生成対応PCや高コスパモデル、有名ストリーマーとのコラボモデルなども展開。お得にPCを購入できるセールも随時開催。