職場の「フリーお菓子」を食べすぎて、「来月はあなたが会社のお菓子を用意するように」と言われました。金欠で困っているのですが、断ることはできるでしょうか?
置きお菓子を食べつくす人がいることの弊害
福利厚生とは、会社が従業員に対して働きやすい環境を作る目的で提供するものです。福利厚生は、正社員だけでなくパートタイマ―や有期雇用の労働者、派遣労働者など、その会社で働く人が利用できます。いわば、その会社で働く多くの人が恩恵を得られるものです。 本来、会社が設置している置きお菓子は、その会社で働く従業員全員が利用できるものにもかかわらず、一部の人が食べつくしてしまうと他の人は利用できず、これでは不公平となりかねません。 無料でお菓子を食べられる制度があるのに、いつも同じ人しか恩恵を受けていない場合、他の社員はどのように感じるでしょうか。 会社としては、従業員に働きやすさを感じてほしいためにお菓子を無料提供しているため、一部の人しか恩恵を受けられない場合は職場の空気が悪くなる可能性もあります。そのため、いくら無料とはいえ職場の人数を考えずに好きなだけ食べる人がいれば注意されてもやむをえません。 もし、「来月は自分で会社のお菓子を用意するように」と注意された場合は、まず今までの自分の行動を反省したほうが賢明です。金欠だからと断るのは、自己中心的と思われる可能性が高いです。そのため、断らず、今後どういった対応を取っていくのかを明示するのがよいでしょう。
気持ちよく働きたければ周りへの配慮を忘れずに
会社が職場に設置しているフリーのお菓子は、全従業員に対する福利厚生の一環です。そのため、一部の人だけが恩恵を受けるものではありません。いくら無料でも、自分が好きなだけ食べてしまうことは他の社員のことを考えているとはいえず、マナーに反しています。 その会社で長く働きたいと思うのであれば、自分の行動を素直に反省し周りへの配慮を忘れないことが大切です。自分が逆の立場の場合、どのように感じるのかについて一度立ち止まって考えてみましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部