牛タン、ずんだ餅だけじゃない!? 宮城・仙台周辺でおすすめの美術館・博物館10選。前川國男や伊東豊雄による建築にも注目!
3 地底の森ミュージアム〈坂倉建築研究所〉/仙台市
1996年に開館した「地底の森ミュージアム(正式名称:仙台市富沢遺跡保存館)」は、旧石器時代をテーマにしたミュージアムです。この敷地は元々は小学校が建設される予定でしたが、発掘調査が行われた際に、2万年前の森林の跡や旧石器人のキャンプ跡が発見され、当時の人と自然との関わりがわかる世界的にも貴重な遺跡として、保存・展示されることとなりました。 館内では「富沢遺跡」から発掘された地表を現地でそのまま展示する他、石器や木の実などの実物展示も行われています。屋外の「氷河期の森」では森林跡をもとに氷期の植生を再現。2万年前の人間の営みや自然に触れることができるミュージアムです。 宮城県仙台市太白区長町南 4-3-1
4 仙台市博物館〈佐藤武夫〉/仙台市
仙台城三の丸跡に立つ「仙台市博物館」は、かつて仙台藩主であった伊達家から寄贈された伊達家寄贈文化財を保管・展示・研究するために1961年に開館しました。 現在の建物は1978年に竣工したもので、佐藤武夫設計事務所が設計を手掛け、1990年には公共建築賞・優秀賞を受賞しています。大型改修工事を経て、2024年4月にリニューアルオープンしました。 国宝や重要文化財をはじめ、江戸時代を中心に仙台藩に関わる歴史・文化・美術工芸資料などを約100,000点、収蔵・展示しており、季節ごとに展示替えを行いながら、約1000点の資料を公開しています。体験型展示室のキッズコーナーもあり、見て触れながら、仙台の歴史を学ぶことができます。 宮城県仙台市青葉区国分町3丁目7-1
5 島川美術館/仙台市
仙台駅から徒歩10分ほどの街なかに位置する「島川美術館」は、横山大観や田中一村、平山郁夫など日本画家の作品をはじめ、岸田劉生や佐伯祐三、森本草介などによる洋画・樂茶碗・陶磁器・西洋ガラスを900点以上収蔵する個人美術館です。 2013年に「エール蔵王 島川記念館」として宮城県の蔵王町に開館し、2019年に「島川美術館」として現在の地に移転開館しました。 展示室は2階から5階まであり、広々とした空間のなかでゆっくりと作品に向き合うことができます。美術史を代表する画家たちによる作品に出合える貴重な美術館です。 宮城県 仙台市青葉区 本町2-14-24