ポグバ、ユーヴェとの契約解除交渉が“最終段階”に?…MLSやサウジも新天地候補か
ユヴェントスがフランス代表MFポール・ポグバとの契約解除に近づいているようだ。11日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。 ポグバは昨年8月20日に行われたウディネーゼ戦後の薬物検査で、筋力増強などの作用があるテストステロン値の上昇が確認され、イタリア反ドーピング機構(NADO)から暫定的な資格停止処分を科された。検査結果を不服とした同選手は再検査を実施したものの、新たに採取したBサンプルでも再び陽性が確認され、今年2月29日にイタリア反ドーピング裁決機関(TNA)から4年間の出場停止処分が下されていた。 しかし、ポグバ本人はこの処分に納得せず、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ提訴することを表明。最終的には同選手のCASへの上訴が認められ、出場停止処分は4年から18カ月に軽減されるほか、5000ユーロ(約82万円)の罰金処分も取り消しとなった。 これにより、来年3月からの競技復帰が可能となったポグバだが、所属するユヴェントスと契約解除に向けた話し合いを行なっていることが明らかに。この度『スカイスポーツ』が報じたところによると、交渉はすでに最終段階まで到達しており、ポグバがユヴェントスを退団し、フリーエージェントとなる可能性が高まっているという。同選手および代理人はユヴェントス退団が正式決定した後に、他クラブとの交渉を開始するものと見られている。 なお、ポグバに対してはヨーロッパの複数クラブに加え、メジャーリーグ・サッカー(MLS)やサウジ・プロフェッショナルリーグ勢も関心を寄せているようだ。フランス代表で通算91キャップを誇り、FIFAワールドカップ制覇も経験した実力者の今後のキャリアはどのようなものになるのだろうか。ユヴェントスとの交渉や関心を寄せているクラブの動向に注目が集まる。
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