GKへのライター投げつけ事件、1-1からボーフムの2-0勝利に変更 ドイツ連盟スポーツ裁判所が裁定
ドイツ・サッカー連盟のスポーツ裁判所は9日、昨年12月14日に行われたブンデスリーガのウニオン・ベルリン―ボーフムの試合をボーフムの2-0での勝利と認定した。 ウニオン・ベルリンのホームで行われた試合は1-1の後半アディショナルタイム、観客席から投げられたライターがボーフムGKパトリック・ドレウェス(34)の頭に当たって中断。ドレウェスは交代し、試合は約30分後に再開されたが、両チームが残り3分間ゴールを狙うことなく終了した。ボーフムはMF三好康児(27)は前半13分に一発レッドとなり、数的不利での戦いだった。 ボーフムは試合を再開すべきではないと抗議し、正式に訴えていた。スポーツ裁判所のオーバーホルツ委員長は「ドレウェスは頭にライターを投げつけられてプレーが制限された。これはベルリンの観客によって引き起こされたものであり、ウニオン・ベルリンの責任と推定される」と述べた。ウニオン・ベルリンは裁定に反発しており、1週間以内に控訴することができる。 ブンデスリーガ最下位に低迷するボーフムは裁定により今季2勝目で勝ち点8。勝ち点16となったウニオン・ベルリンは12位で変わらない。