【東京女子】インター王者荒井優希が最多6度目防衛で次期挑戦者鈴芽と1・4後楽園で激突へ
<東京女子プロレス:新宿大会>◇22日◇東京・新宿FACE メインイベントでインターナショナル・プリンセス王座戦30分一本勝負が行われ、王者・荒井優希(26)が11分1秒、Finally(かかと落とし)で強豪シャザ・マッケンジー(36)を仕留め、最多記録を更新する6度目の防衛を果たした。 【写真】6度目の防衛を果たし、ベルトを掲げる荒井優希 初来日のシャザはオーストラリア・シドニー出身で、キャリア16年のベテラン選手。全米マット界で精力的に活動しており、昨年12月に米ロサンゼルスでおこなわれた「TJPW×PreStige合同興行」では、ジャナイ・カイとのチームでプリンセスタッグ王座にも挑戦している。 シャザは序盤、荒井の腕を持って強烈なヒザをボディにたたき込み、グラウンドでも荒井を締め上げた。だが荒井も負けずに、逆にボディへの打撃、エルボーで反撃した。 その後、シャザが荒井をエプロンに横たえて顔面キックを放つと、荒井もロープの間にからまったシャザの頭部へFinally。サソリ固めでも追い込んだ。 終盤、荒井はシャザのランニングニーをかわしてビッグブーツ。そのままコーナーに上ろうとして、逆にシャザのハイキックを浴び、フィッシャーマンズスープレックスで投げられたが、逆転のフルネルソンバスターからフラフラになったシャザにFinallyを再度浴びせて3カウントを奪取した。 荒井は試合後のマイクで「荒井が防衛しました!」と叫び「シャザ、I WANT ん? I WANT TOO MUCH」と謎の英語を話した後「そういうことだから、もう1回戦いたいってことだから。誰か伝えといてください」と、てへへとあいさつ。 そして「やっぱり自分はこのベルトを最多防衛させてもらってる、この記録を持ってるけど、まだまだ…」と話していると鈴芽が登場。「防衛おめでとう! めちゃ強い相手に防衛を重ねてどんどん進化していく優希ちゃんがほんとまぶしくて。でも私もちゃんと進んでるからさ。今の荒井優希に挑みたい。そのベルトをかけて私と戦ってください」と挑戦を表明した。 すると荒井も「もちろん。私も戦いたいと思ってたし、このベルトをかけて戦ったことはまだないから。きっと今の私たちで最強のタイトルマッチができるんじゃないかと思うので、2025年、一発目の試合で、1・4後楽園で戦うのはどうですか?」と提案。鈴芽も「やりたい!」と即答し、1・4後楽園大会で両者が激突する見通しとなった。 ▽シャザのコメント「今日の試合はとても過酷で、荒井優希には私の限界まで連れていかれたわ。それでも勝てなかったけど、私はインターナショナルに活躍し続けるので、いつかTJPWに戻ってインターナショナル王者になるわ」