今夏ナポリ移籍のマクトミネイ、ユナイテッドとの別れは「大きな決断だったが、ある意味とても単純なこと」
スコットランド代表MFスコット・マクトミネイが、今夏のナポリ移籍を振り返った。17日、イギリス『BBC』が伝えた。 2002年にマンチェスター・ユナイテッドの下部組織へ加入し、そこから今夏の退団までクラブ一筋を貫いたマクトミネイ。新天地となったイタリアでは、ここまで15試合出場4得点2アシストを記録し、アントニオ・コンテ監督からの信頼も厚い。 マクトミネイは移籍の経緯について「大きな決断だったが、ある意味とても単純なことだった。熱狂的なファン、コーチ、選手たちを見て、チャンスを感じたんだ。僕はそれを受け入れたし、後ろを振り返ったりはしなかった。それが自分の望んだことだと分かっていたし、決断するのにそれほど時間はかからなかった。人生で後悔することは決してない。やりたいと思ったら、そこまで。僕を止めるものは何ないよ」と、ポジティブな心境を明かした。 ユナイテッドを今季途中に解任されたエリック・テン・ハーグ元監督からは引き留めらていたようだが、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の規定があるクラブにとって、マクトミネイの移籍は純利益だった。 スコットランド代表MFは「双方の決定だった。『チャンスはある、行きたいか?』という話だった」と裏話を口にしながらも、「もちろん、彼らにとってFFPは難しいことだと分かっている。クラブにとって、地元出身の選手に対して決断を下すのは簡単なことではないし、僕はそんなことを考えたこともないよ。僕の考えは、ここに来て、ファンやコーチに会って、本当に良いプレーをしたいだけだった」と古巣への愛を語った。 5歳から過ごしたクラブを離れた日については「最後の日にはみんなに会いに行かなければならなかったから、別れを告げるのは簡単ではなかった。でも、それがサッカー。それが人生だ」と感傷的になっていたと吐露した。 それでもマクトミネイは「彼(テン・ハーグ)と話をしました。彼は状況についての考えを述べたので、『これは僕のキャリアだ。自分を奮い立たせるためにここにいる』と伝えたよ。このような状況では、自分のことを第一に考えて、自分のキャリアで何をしたいのかという直感に従い、他の外的要因に妨げられてはいけない。もちろん友好的な関係だったよ。僕はあのクラブを心から愛している。22年間、彼らは私の人生だった。でも、僕はもう前に進んでいるし、ここで心から楽しんでいる」と、ナポリでの日々に満足しているようだ。