【ハイブリッド車VSガソリン車】結局「ガソリン代」はどれくらい違いますか?
ほとんどの車種において、ハイブリッド車はガソリン車よりも燃費性能がよいといわれています。そのため「ガソリン代を節約するならハイブリッド車」といった認識を持つ方も少なくありません。しかし、燃費の欄に記載がある数値はあくまで目安です。 そのため実際にどれくらいガソリン代がかかるかは、計算してみなければ分からないでしょう。そこで今回は、国内でも人気の車種を3つピックアップし、実際のガソリン代を計算しましたので、ぜひご覧ください。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
ハイブリッド車とガソリン車の燃費差は車種による
そもそもハイブリッド車とは、ガソリン車のエンジンと電力駆動の2つを動力源にした車種を指します。走行にかかるエネルギーを電力駆動がサポートするため、少ないガソリンでも長く走行できます。 一方ガソリン車は、ガソリン主体のエンジンのみで走行するタイプです。燃費性能は、車体重量やエンジンを始めとした各種パーツの性能に依存するといわれています。 そのため、「ガソリン車だから燃費が悪い」とは限りません。特に近年では、ガソリン車でも高燃費のモデルは多数存在します。ただし、現在でも多くの車種において、ハイブリッド車のほうが燃費がいいとされています。 ■ハイブリッド車とガソリン車の燃費を比較 ハイブリッド車とガソリン車の燃費を比較するために、それぞれの燃費やガソリン代について調査しました。以下の表は、国土交通省の「自動車の燃費性能に関する公表」を基に、トヨタ「ヤリス」、ニッサン「セレナ」、ダイハツ「ロッキー」のハイブリッド車の燃費値(WLTCモード)の平均と、140円/Lで100km走行した場合のガソリン代をまとめたものです。 なお、「WLTCモード」とは、市街地・郊外・高速道路の各走行モードで構成された国際的な燃費測定方法です。 表1
国土交通省「自動車の燃費性能に関する公表」を基に筆者作成 また、表2はトヨタ「ヤリス」、ニッサン「セレナ」、ダイハツ「ロッキー」のガソリン車の燃費値(WLTCモード)の平均と、140円/Lで100km走行した場合のガソリン代です。 表2