同棲する女性に暴行を加えたとされる容疑者。９月１日に送検された

９月１日の朝９時過ぎ、警察署から護送車が出てきた。後部座席に座っていたのは送検される25歳の男。本誌カメラマンが撮影すると、うつむきがちながら憔悴した様子がうかがえた――。 【衝撃画像】複数のアザ…20代女性が死亡「25歳男が同棲相手の顔面を殴打」戦慄の素顔写真 警視庁捜査１課が８月30日に傷害の疑いで逮捕したのは、東京都渋谷区に住む職業不詳の増田遼太郎容疑者（25）だ。増田容疑者の自宅マンション内で、交際していた会社員で20代女性Ａさんの死亡が確認されたのは同日午前中。直前に、増田容疑者みずからが次のように119番を通報していた。 「彼女が廊下で倒れている。意識がありません」 亡くなったＡさんの顔や身体には、複数のアザがあったという。 「Ａさんは騒動が起きた前日の29日夜11時半過ぎ、増田容疑者の自宅マンション近くのコンビニへ一人で立ちよったことが確認されています。警察の事情聴取で、増田容疑者は『彼女の顔を叩いたことは間違いありません』と暴行したことを認めました。犯行は29日深夜から30日朝にかけて行われたと思われます。 増田容疑者とＡさんが出会ったのは’21年ごろ。ＳＮＳの交流サイトで知り合い交際が始まったとか。２人は増田容疑者の自宅マンションで同棲していました。司法解剖の結果Ａさんの腹にもアザが見つかり、死因は外傷性ショックと判明しています」（全国紙社会部記者） ◆「朝起きたら倒れていた」 警察の調べに対し、増田容疑者は犯行動機などについて驚きの供述をしている。 「部屋の温度で口論になったためＡさんを叩きました。そのまま寝て、朝起きたら彼女は倒れていた」 交際する男女間での騒動は後を絶たない。中には重傷を負ったり、命が奪われるなど大きなトラブルに発展するケースもあるのだ。近年起きた重大事件をいくつか紹介したい。 ・’23年１月、傷害の疑いで元ボクサーだった男が逮捕される。前年のクリスマスの夜、交際していた20代の女性と路上で口論になり顔面などを足蹴り。女性は右眼窩内壁を骨折するなど全治１ヵ月の重傷を負った。 ・’23年６月、20代の男が警察に出頭し殺人の疑いで逮捕された。交際継続を断られた女子大生を自宅マンション前で待ち伏せし、持っていた包丁で複数回刺して殺害。「別れるなら殺す」と、たびたび女性を脅迫し暴行していたという。 ・’23年９月、20代の女性がマンションの一室で死亡したことが確認される。同棲していた男を傷害の容疑で逮捕。男はマンション内で20分間にわたり女性を殴打。大ケガを負わせたが２週間近く女性を放置していたとされる。 「いくつかの事件では、警察が事前に介入し当事者たちと話し合いの場を持っていました。加害者に対し、これ以上女性に近づかないよう指導することも。ただ加害者は反省した素振りをみせても、本心では納得していないケースが多いのでしょう。結果的に悲惨な結末となってしまうケースが……。今後は、男女間トラブルに対する当局のあり方を考えるべきかもしれません」（前出の記者） 冒頭で紹介した事件では、警察が増田容疑者の暴行とＡさんの死の因果関係について捜査を進めている。