矢井田瞳 今年の元気祭りは子供連れOK「おやことやいこ」ライブ
新たに「矢井田瞳第2章」をスタート
矢井田瞳 今年の元気祭りは子供連れOK「おやことやいこ」ライブ THEPAGE大阪(編集・撮影:柳曽文隆)
デビュー16年目を迎えたヤイコこと矢井田瞳が、今年も自身の誕生日でもある「なにわの日(7月28日)」に大阪に帰ってくる。恒例の「夏の元気祭り」ライブ(大阪市北区堂島・エルセラーンホール)、今年はお子様連れOKの「おやことやいこ」というスペシャルバージョンで行うという。6月いっぱいで、約6年所属していたヤマハミュージックアーティスト、ヤマハミュージックパブリッシングを離れ、新たに「矢井田瞳第2章」をスタートさせたヤイコに、現在の心境や元気祭りのことなどを語ってもらった。
15周年の1年がいちばんアグレッシブに動けたかな
──15周年イヤー、ツアーなどおつかれさまでした。区切りの年にやられたことを振り返ると、いかがでしたか? (2000年に)デビューしてから、(2009年から産休で)充電期間をいただいて、2010年に活動を再開して……考えると、この15周年の1年がいちばんアグレッシブに動けたかなと思います。デビュー当時のときのような気持ちでライブをして、次のライブの為にはこれを準備しようみたいな、すごくやりがいもありましたし、充実していました。 ──初挑戦もありました。 そう。弾き語りツアー! これから先、10年20年音楽を続けたいという思いが第一にあって、そのためにはこの15周年のタイミングで今一度、自分の歌とギターと向き合って、太くというか、強くなっておく必要があるなと思ってチャレンジしたことの一つでした。 実は自分の歌とギターだけで勝負することからちょっとずつ逃げてた自分がいて。そのこととちゃんと向き合えた、方がついたという感じですっきりしました。発見したこともたくさんありました。弾き語りの自由度とか、まさにこれが音楽やっ! みたいな感じとかも再確認できたので、これから音楽を続けるにあたってすごくプラスになってくれたと思います。
15周年記念アルバム発売、ツアーも
──そして15周年記念アルバム「TIME CLIP」を発売して、そのレコ発ツアーも。 はい。すごくよかったです。「レコ発」イベント、インストアライブもけっこうやりましたね。今までやってこなかったので、インストアライブも一つ一つ新鮮でした。物を作る人として、作ってリリースしたら自分の手から離れていって、どんな人が聴いているかはその後のツアーでわかるみたいな感じでしたが、インストアライブにはCDを買ってくれた人が来てくれている、弾き語りのような距離感で私の音楽を聴いてくれている人を感じることができる。実感のあるライブができました。 ──ヤイコさんがよくライブで言われる「エネルギー」感じました? はい! 近くに人の思いを感じました。きょうこのライブに来てくれた人が次も来たいって思えるようなライブをしたいってほんとに毎回思いました。 ──音楽を作る以外のところ、CDに直筆サインを入れて発売されたり、リリース後にもいろいろと…… さすがにサインしすぎかなとか(笑)でも、そういうことをやったことも自分の心に実感が生まれた一つというか。いままさに自分がサインしているCDが誰かのお家に届いて、各家のプレーヤーで解凍されて、みたいな。頑張ってレコーディングスタジオで作ったものがそうやって放たれるんやと。そういうのをすごくリアルに感じられてよかったです。 ──ストアのPOP書きなども頑張られたとか。 書きました書きました。1日じゃ終わらないくらい(笑)案外時間がかかるんですよ。1枚1枚、自宅で、これを読んで、迷ってる人が買ってくれたらいいなとか思ったりしながら(笑)思いを込めて書きました。