デザイナー独自の審美眼が光る! ファッション業界のトップランナー5人が語る腕時計の“着こなし”方
用と美が融合する、デザイン哲学に共鳴
「18歳の時に父からもらったロレックスのGMTマスターが、最初に手にした本格的な時計でした。腕時計は男性にとって、美しさと実用性を兼ね備えた唯一のアクセサリーだと思います」 そう語るのは、イタリアのファッションデザイナー、アルベルト・ブレーシ。彼が選んだのは、オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」だ。シンプルなフェイスデザインに惹かれ、10年前に購入した。 「私はデザイナーとして、常に機能性と美しさの融合に挑戦しています。この時計は、まさにその理想を体現している。300mの防水性能を持ちながら、優雅さを失わない。このバランスが、私のデザイン哲学と重なるんです」 お気に入りの時計ブランドは数多くあるが、オーデマ ピゲには特別な思い入れを持っている。 「他のブランドにはない独特の存在感がありますね。特にこのモデルは、スポーティでありながら洗練された雰囲気を持ち、私の日常にぴったりなんです」 AUDEMARS PIGUET / オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」
写真:宇田川 淳、正重智生(BOIL)、丸益功紀(BOIL) 文:青山 鼓、倉持佑次、佐野慎悟、篠田哲生