【動画】26日の天気 - 台風10号 接近前から大雨のおそれ 西~東日本の太平洋側で激しい雨も(25日19時更新)
ウェザーマップ
月曜日も大気の不安定な状態が続きそうです。台風が近づく前から大雨となる所があるでしょう。台風10号は火曜日以降、西日本や東海に接近し、上陸する見通しです。水曜日は西日本や東日本で大荒れとなり、西日本を中心に猛烈な風が吹く見込みです。台風の動きが接近とともに遅くなるため、西日本や東日本の太平洋側では、木曜日ごろにかけても大雨が長引く所がありそうです。最新の情報を確認しながら、備えは早めにお願いします。
日曜日は湿った空気や気温の上昇で大気の状態が不安定となり、あちこちで雨雲が発達し、富山県では1時間で140ミリを超える記録的な大雨となった所がありました。 月曜日も高気圧の縁をまわって湿った空気が流れ込むため、不安定な天気が続きそうです。西日本や東日本では、午前中にかけて雨の残る所があり、雷雨になる所もあるでしょう。日中はいったんやんで晴れ間が出ても、午後は再び急な強い雨や雷雨が起こりやすくなります。局地的には短い時間で雨が強まり、道路が冠水するような降り方となるおそれがあります。また、台風10号の北上に伴って、西日本や東日本の太平洋側では南風とともに湿った空気が流れ込むため、夜から激しい雨の降る所がありそうです。台風が接近する前から大雨に警戒が必要です。
北日本も雨が降りやすく、雨脚の強まる所もある見込みです。日中の気温は西日本や東日本で35℃前後となり、鳥取や佐賀では37℃まで上がるでしょう。朝の最低気温も25℃を下回らない所が多いため、熱中症にお気をつけください。
台風10号は、日本の南を発達しながら北上し、強い勢力で火曜日以降、西日本や東海に接近し、上陸する見込みです。火曜日には西日本で風が強まってきて、九州南部では瞬間的に50メートルと猛烈な風が予想されます。水曜日には、台風の接近に伴って西日本の広い範囲で猛烈な風が吹き、トラックが横転したり、木や電柱が倒れたりすることもある、外出は危険な風となりそうです。 風だけでなく、雨も強まってきます。火曜日の夕方にかけて、太平洋側を中心に活発な雨雲がかかり、東海や四国の多い所では200ミリ、近畿や九州南部で150ミリの雨が降る予想です。 さらにその先は台風周辺や本体の雨雲がかかり、水曜日の夕方にかけては東海で400ミリ、近畿や四国、九州南部で300ミリの雨が降り、大雨となる所があるでしょう。西日本や東日本では水曜日をピークに大荒れとなり、台風の動きが遅いため、大雨が西日本や東日本の太平洋側を中心に長引くおそれもあります。
台風はそのあと列島を縦断するため、週の後半にかけて北日本でも荒れた天気となりそうです。台風の進路は更新されるごとに西よりに変わっていて、進む速度なども含めて、まだ予報にブレがあります。今後も最新の予報を確認して、月曜日までには備えを済ませるようにしてください。 (気象予報士・及川藍)