メダルデザイン選んで 小中高生に投票呼びかけ 来年開催のデフリンピック
2025(令和7)年に開催される聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京2025 デフリンピック」のメダルのデザイン案が固まった。3候補の中から全国の小中高校生の投票で選び、決める。9月1日からオンラインで募り、11月中旬の発表を予定している。 メダルのデザインは、日本橋や富士山、大輪の桜を描いた「ミライへの懸け橋」の他、リボンに桜色を採用するなど桜を前面に押し出した「未来へ花咲くサクラ」、折り鶴や伝統の文様をあしらった「みんなで羽ばたく」の3候補。彫金やプレス加工など職人の技術で精巧なデザインを実現するという。 10月14日まで1人1回投票できる。視覚障害がある子どもも参加できるよう、デザインの3候補をエンボス加工で立体的に表現し、視覚支援学校などに配布する予定だ。 福島県スポーツ課の堀江正樹さんは「みんなで投票し、大会を盛り上げよう」と呼びかけている。 大会は来年11月15日から26日までの12日間、東京都などで繰り広げられる。100周年に当たり、日本での開催は初めて。サッカー競技は福島県のJヴィレッジ(楢葉・広野町)での開催が予定している。