イヤーカフ型イヤフォンがもう手放せない 高価だがオンライン会議が多い在宅勤務で大活躍 そのワケは
この製品カテゴリーはイヤーカフ型が正解ではないだろうか
各社、本当に頑張って耳の穴に突っ込まなくても良い音で聞けるものを作ろうとしているのが、さまざまな製品から伝わってきて“マジリスペクト”ではあるのですが、HUAWEI FreeClipが採用したイヤーカフ型の装着感が頭一つ抜けています。 イヤーカフのように耳たぶの少し上に挟んで装着するのですが、ベストポジションだと装着している感じがほぼなく、筆者の場合は実際に8時間装着しっぱなしでも不快感や痛みが出なかったのです。 これまで耳掛け式を採用する耳をふさがないオープンイヤー型も十分に快適だと思っていたのですが、さすがに8時間ぐらい装着すると耳掛けの部分が痛くなっていました。そうした経験があったからこそ、HUAWEI FreeClipの装着感には感動を覚えます。「まるで耳に何も着けていないかのよう」──とまでは言わないでおきますが、耳に何かを装着している負担が少ないのに、PCやスマホから音声を再生すると耳に回りから音が聞こえてくるという不思議な感覚を味わえます。
HUAWEI FreeClipの具体的に推せるところは?
HUAWEI FreeClipをここまで評価しているのは「快適な装着感だけにあらず」という部分も大きいです。実際にしばらくの間使ってみて感じたのですが、イヤーカフ型とは思えない音質、実際に約8時間持つバッテリー性能、2台同時接続できるマルチポイントの安定動作、多機能さ、ワイヤレス充電対応の充電ケースといった、完全ワイヤレスイヤフォンに求める機能を一通りそろえ、しかもクオリティーがどれも非常に高いところにあります。それぞれ(ほぼ)一問一答形式で紹介します。 イヤーカフ型とは思えない音質 イヤーカフ型で音は不利かと思いきや、耳をふさがないオープンイヤー型イヤフォンでトップを争えるレベルの音が出ます。約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを搭載している効果なのか、不足しがちな低音もしっかりと感じられます。 オンライン会議の通話では十二分すぎるほど、専用アプリでイコライザー設定も用意されているので、軽い音楽鑑賞や動画視聴も、ながら聴きにはばっちりです。 実際に約8時間持つバッテリー性能 筆者はヒアラブルデバイスとしてイヤフォンを装着しっぱなしにする用途において、イヤフォン単体でのバッテリー駆動時間がかなり重要だと思っています。バッテリーケースに収納して小まめに充電するのは面倒です。 HUAWEI FreeClipは小さなボディーでありながら、実測で約8時間ほど連続で使い続けることができました。欲を言えば約10時間を突破してくれるともっとうれしいのですが、サイズ的に限界でしょうか。 スマホとPC、マルチポイントがスムーズに動作する HUAWEI FreeClipはマルチポイントによる2台同時接続に対応しています。iPhoneとPCに接続してみましたが、音が出ているデバイスに対して機敏に切り替わります。たまに切り替わりがスムーズでない製品もある中で、当たり前に動作するという安定感がありました。耳をふさがないイヤフォンでマルチポイント対応は本当に便利です。 充実の多機能 まだまだあります。「左右の自動識別(左右のイヤフォン本体を耳のどちらに装着、またはケースに収納してもOK)」「逆音波システムによる音漏れ防止」「ノイズリダクション付き高性能マイク」「タッチコントロール」「IP54の防塵(じん)防滴性能」「ワイヤレス充電対応バッテリーケース」「低遅延モード」など、完全ワイヤレスイヤフォンに求める機能をほぼ搭載しており、「あれがなくて惜しい!」というものが見当たりません。