C大阪小菊監督（24年7月2日撮影）

　セレッソ大阪小菊昭雄監督（49）は27日、28日の柏レイソル戦（ヨドコウ）に向けてオンラインで取材に応じた。 　勝てば約3カ月ぶりの2連勝となり、前節の10位から再び上位争いへ参加できる可能性がある。 　前節22日の湘南ベルマーレ戦で連敗を4で止め、9試合ぶりに飾った勝利について、指揮官は「とにかく勝ち点3にこだわり、守備を中心に全員で原点に戻った」。柏戦も「そこの継続は、絶対に必要な要素」と語気を強めた。 　4戦連続未勝利で前節17位の柏は、パリオリンピック（五輪）でも活躍したFW細谷真大が累積警告で出場停止。先発は190センチのFW木下康介、187センチのFW垣田裕暉の2トップも予想される。 　小菊監督は「いろんな組み合わせが予想される中、2トップはツインタワーでくる可能性がある。個の能力の高い選手が、前線も最終ラインにもいるので、よさを出させないこと。いかにアグレッシブな守備で、前からボールを奪えるかも大事」と警戒した。 　C大阪は191センチの京都FW原大智ら、長身選手を苦手にする傾向があり、今週はその対策にも時間をさいた。 　2戦連続で先発するFW北野颯太（20）も「ホームなんで、間違いなく自分たちの雰囲気で戦える。連勝を目指したい。より結果にフォーカスしたい」と意気込んだ。 　柏戦後の10月2日は、中3日でガンバ大阪とのダービーも控える。7月以降は苦しんだC大阪だけに、反撃の秋としたい。