昔ながらの「穂落とし」に挑戦 食の大切さや地域の伝統学ぶ
鹿児島放送
収穫の秋、新米の季節です。霧島市の小学校では子どもたちが昔ながらの器具を使って稲の脱穀作業を体験しました。 真剣な表情で子どもたちが取り組んでいるのは稲の穂落とし=脱穀の作業です。 霧島市の中津川小学校では、食の大切さや地域の伝統について学んでもらおうと、全校生徒が2年に一度、田植えから収穫までを体験しています。 使っているのは、昭和初期につくられた古い足踏み脱穀機。足で踏んで機械を回し、かけ干しして乾燥させたもち米の稲の穂先から籾を取り出します。 1、2年生は初めての体験とあって、機械の扱いに手間取る場面もー。 子どもたちは保護者らの手を借りながら作業を終え、10キロの籾が取れました。 (6年生) 「結構きれいな米が下に落ちていったのでうまく出来たと思います」 (6年生) 「ふるいのところが楽しかったです」 (4年生) 「まわすのは難しかったけど、みんなで楽しく出来たのが良かったです」 脱穀したもち米は来年、もちつきをして味わうということです。