やはりレベルが違う!? J1→J2移籍で大活躍中の選手(8)清水の頼れる守備職人! 圧巻のデュエル勝利数を誇るのは?
日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグのクラブでは、さまざまな理由からピッチに立つことができない選手も多々いる。そんな選手が出場機会を求めてJ2のクラブへ行った途端に活躍するケースは少なくない。今回は、J1からJ2への移籍で改めて価値を証明している選手を紹介する。※データはJリーグ公式、スタッツはjleague.coを参照(5/25時点)。
DF:住吉ジェラニレショーン(清水エスパルス) 生年月日:1997年10月5日 前所属クラブ:サンフレッチェ広島 2024リーグ戦成績:15試合2得点1アシスト 住吉ジェラニレショーンは、国士舘大学を卒業して2020年に水戸ホーリーホックでプロキャリアを始め、J2で1年半活躍し、2021シーズン途中にサンフレッチェ広島に加入した。しかし、分厚い選手層に阻まれてコンスタントにプレーする機会を得られず、今季は期限付き移籍で清水エスパルスに加わっている。 開幕から先発でピッチに立ってレギュラーに定着した住吉は、身長が182cmで、センターバックの選手としては長身というわけではないものの、84kgという体重からも分かるとおり、フィジカルが強く、デュエル勝利数はチーム1位、リーグ10位の63回を記録している。 本人にとってもファンにとっても、特に大きかったのは、第9節・ヴァンフォーレ甲府戦の活躍だろう。2試合白星がなかった清水は、この試合もなかなかゴールを奪えずに苦しんでいたが、後半アディショナルタイムに住吉が加入後初ゴールを決めて、チームに3試合ぶりの勝利をもたらした。 目に見える結果を残した住吉は、そこからさらに自信を深めたようで、攻撃のセットプレーで相手に与える圧力も日増しに向上している印象を受ける。26歳でとびきり若手というわけではないものの、J2にいったことを確かな成長につなげている選手と言えるだろう。
フットボールチャンネル