アメリカ人「苦手だったんだ」 日本で出会った高齢女性のおかげで克服した食材 後日の失敗談とは
日本人の親切さに驚く訪日外国人観光客は、少なくありません。初めて日本を訪れたアメリカ人男性は、ある寿司店で「人生で一番おいしい」寿司を堪能。苦手な食材も克服しました。感謝を示そうと翌日も来店したところ、ある失敗をしてしまったといいます。心温まるふれあいのなか、男性が克服した苦手な食材とはなんだったのでしょうか。 【写真】アメリカ人が日本でおいしさに感激 苦手を克服した食べ物 実際の写真 ◇ ◇ ◇
おいしさと店主の人柄に感激し再訪を約束
アメリカのカリフォルニア州から、初めて日本を訪れたケビンさんとダンさん。3週間の滞在を予定しています。 「日本人は本当に親切だ」と話すふたり。日本では困っているとサポートしてくれる人が多いと感じているようです。 ふたりは、宿泊先から近いエリアに住んでいる日本人とすっかり仲良くなり、ある江戸前の寿司店を紹介されたそう。そこで素敵な出会いがありました。 「その寿司店は、高齢の女性がひとりでやっている店。まず80歳を過ぎて働いていることに、びっくりしたんだ。アメリカでは、80歳を超えてあんなにバリバリ働いている人はほとんどいないよ。それに彼女が作ってくれた寿司は、僕の人生で一番おいしかったんだ」 女性店主は英語ができなかったものの、ダンさんによるとスマートフォンの翻訳機能を使いこなし、ふたりとの会話を楽しんでくれたそう。ダンさんは寿司のおいしさと、店主の人柄に感激し「明日も来ます!」と約束しました。
翌日も同じ店を訪れたふたり 外国人“あるある”な勘違いも…
実際、翌日もふたりは同じ寿司店を訪れたといいます。前日のおいしい寿司と店主のもてなしに感謝を示したいと考えたふたりは、スーパーマーケットで花束を購入。店主は「『明日また来ます』と言って、本当に来てくれた外国人は初めてよ」と、プレゼントもとても喜んでくれたそうです。 しかし、このときのことを日本人の友人に話したところ、ふたりは外国人によくある勘違いをしたことが発覚。実は、感謝の気持ちを込めて贈ったのは、仏壇などにお供えするための菊などが入った仏花の花束でした。日本で菊の花が、主にどういう用途で使われるか教えられたダンさんは「お葬式に持っていく花だと聞いて『なんてことをしてしまったんだ!』と後悔したよ」としょんぼり。 ふたりで再び店を訪れて謝罪すると、「その気持ちのほうが、うれしいから大丈夫よ」と店主はまったく気にしていなかったそう。ダンさんは「うれしいような、逆に申し訳ないような、複雑な気持ちになったんだ」と明かしました。