子どもの食欲不振、熱中症対策にゼリー飲料 手軽に栄養補給【経済トレンド】
暑い日が続くと、子どもの食欲不振や熱中症が心配だ。パウチ容器のゼリー飲料なら手軽に栄養補給ができる。子どもが好むラムネ風味や乳酸菌飲料味の商品が登場。大人も楽しめて疲労回復につながるアミノ酸入りのタイプも人気だ。(共同通信=出井隆裕記者) 大正製薬は2024年4月、「リポビタンキッズゼリー」シリーズから「ラムネ風味」を発売した。成長期の子どもに必要なビタミンB1、B2、B6やカルシウムなどを配合。口の中に爽やかな酸味がほのかに感じられる味わいに仕上げた。「熱中症対策におすすめで、凍らせてもおいしい」と広報担当者。希望小売価格は194円。 森永乳業は2023年「森永マミーゼリー ひらめきキッズ」を発売。カルシウムやビタミンE、ドコサヘキサエン酸(DHA)入りで、考える力をサポートする。独自素材のシールド乳酸菌も100億個配合。ロングセラーの乳酸菌飲料、森永マミーをベースに、マスカット果汁を加え、すっきりとした味にまとめた。希望小売価格は195円。
味の素は「アミノバイタル ゼリードリンク ガッツギア りんご味」が好評だ。スポーツに打ち込む小・中学生を想定した。疲労回復につながるアミノ酸を1500ミリグラム配合。大人のスポーツのお供にも使える。カロリーはバナナ2本分強に相当。容量250グラムで腹持ちがよく、効率的に栄養の補給ができる。マスカット味もあり、実勢価格は両方とも170円前後。(いずれも価格は変動する場合があります)