ハリルホジッチ前監督会見(全文5完)西野氏とコミュニケーション少なかった
信頼関係の修復を試みたとのJFAの説明に対して
会長の記者会見にも出ていましたし、皆さまからの質問がないので私からこれを申し上げなくてはなりませんが、会長の記者会見のときに、技術、テクニカルコミッティーがたくさんの修復をしようと試みた、コミュニケーションのとか、信頼関係のとか。テクニカルコミッティーの存在すら私は知りませんでしたし、どなたも私のところにみえてお話をしてたことはないので、私のほうでは存じ上げないんですが。私のオフィスに来てもらったときにあいさつ、握手はしたかもしれませんが。西野さんもいらっしゃいました。西野さん、あとから加わったわけですけれども、テクニカルディレクター、技術委員長の役も初めてこなされる方でした。 確かに彼とのコミュニケーションは非常に少なかったかもしれません。あいさつはもちろんしましたが、全てのトレーニング、会議、常に一緒にいました。選手、このリストでいこうかという提案をしたとき、現地の、ローカルの選手も起用したりしましたので、彼の意見を求めたりもしました。あまり多くを語らない人でした。試合中ですが、ゴールキーパーの第2コーチとともに選手たちの観察をしてくれとお願いしましたが、ハーフタイム前に彼らは観察から下りてきて、いろいろ情報をくれるんですね。そうするとハーフタイムのときにロッカールームで彼らにいろいろ話ができます。全てのトレーニング、練習にも彼は参加していました。いつも、いや、良かったって言ってくれたんです。 一度、西野さんに聞かれたのが、フランスでの技術委員長の役務、どういった仕事をされるのですかと聞かれました。私の知らないところでどういったやり取りがあったのかというのは不明です。あえて聞いたりはしていないんですけれども、ほかのメディカルスタッフが話をしたりとかすることはありましたし、会長から、私が望めば会うというようなことをしてくださったようです。 そして技術委員長がベルギーで、ちょっと選手が1人、不平不満を言っているんじゃないかというようなことを聞きました、一度だけ。非常に友好的な関係性を保てていたような気が、私はしていました。問題はどこにあったのか、皆さんからもぜひ聞いてみたいと思います。しゃべり過ぎたかな。