マイケル ケインから粋な着こなし術を学ぶ。注目スタイルを厳選紹介
シリアスかつ重厚な作風のバットマン三部作「ダークナイト・トリロジー」をはじめ、『インセプション』や『インターステラー』、『テネット』などクリストファー・ノーラン監督作の常連であり、全盛期の1960年代にはロンドンのベストドレッサーとして知られた英国俳優“マイケル・ケイン”。1993年には当時の女王エリザベス2世からCBE勲章(Commander of the British Empire)を授与され、2000年には長年の活動を称えられてナイトに叙され、Sir(サー)の称号を受けている。今回はそんな「マイケル・ケイン」にフォーカスし、往年の彼のスタイリングを紹介!
1960年代のスタイルアイコン「ロンドンのベストドレッサー"マイケル・ケイン"」
100本以上の映画に出演し、英国最高の俳優の一人として確固たる地位を築いたマイケル・ケイン。1960年代から70年代にハリー・パーマー三部作(『The Ipcress File』、『Funeral in Berlin』、『Billion Dollar Brain』)や『The Italian Job』、『Get Carter』に出演し、スクリーンの内外で披露されたクールでシャープなスタイリングにより一躍ロンドンのベストドレッサーと称され、1960年代を象徴するスタイルアイコンの一人となった。ちなみに2023年10月には、「90歳で映画の主役を張ることはない」と俳優業からの引退を表明している。
マイケル・ケイン注目ファッション①「マイケル・ケインといえば太セルフレームのアイウェア」
60年代の代表作であるハリー・パーマー三部作では“Curry & Paxton ”の太セルフレーム「Yvan」を着用し、タイドアップスーツをスタイリッシュに着こなしたマイケル・ケイン。アクティブなスパイ役をシニカルに演じながらも、上品でダンディな着こなしが際立っている。
マイケル・ケイン注目ファッション②「ジレと柄スカーフでシンプルなシャツコーデをスタイルアップ」
インディゴブルーのシャンブレーシャツにジレを合わせ、首元に柄スカーフをあしらったマイケル・ケインのカジュアルな装い。主張強めのバックルが目を引くブラウンのベルト使いがカウボーイを彷彿とさせる男らしい着こなしだ。