【画像50枚】日産最後のワークスラリーマシン・パルサーGTI-RグループAのレストアが完了! 1992年WRC最終戦RACラリーを走った姿が甦る!!
再生は協力会社の尽力があってこそ
再生には日産だけでなく関連会社が協力。貴重なパーツの提供や、現物しかないパーツの再生やオーバーホール、ステッカー類の再現など力を尽くしている。
再生ステッカーを貼って完了式を終える
日産名車再生クラブでは、再生を完了した車両にその記念ステッカーを貼る。完了式で再生についてひと通りの紹介を終えたあと、クラブ代表の木賀新一氏が車両の左クオーターウインドウにステッカーを貼った。 なお、再生は2023年4月のキックオフ式から14ヶ月を要しており、再生期間としては長くかかっている。それも、外観とは裏腹にスペシャルメイドな部分が多く、しかも現在では断絶してしまっているグループAのWRCマシンということから困難が多かったためだ。 再生に携わったクラブ員の一人はこのパルサーGTI-Rの作りを見て「かなりの予算をかけて作ったんだろうな……」と語った。 しかしこの再生により当時の姿を中身に至るまで再現され、今後は再び日産ヘリテージコレクションに展示されるという。また、テスト走行では極めて好調な走りを見せたとのことで、実際にその走る姿を見ることができる機会を期待してやまない。 そして、完了式と同時に2024年のキックオフも行われ、再生予定の車両が合わせて紹介された。この車両の詳細については次回の記事にて紹介しよう。
MotorFan編集部
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