【過剰人気馬を斬る!】さざんか賞は初芝を疑問視 チャレンジCは荒れた芝&内回りコースへの適性がポイントに
日曜午前のユーチューブ生配信や、運動理論馬券でおなじみの岡本将孝記者が、当日のオッズを見て〝過剰人気馬〟をピックアップ。「前走2着はレベルが低かっただけ」「直前の雨は割引」「内枠でモマれると不安」などなど。独自の観点を持ち、JRAの全レース全馬分析も行っている岡本記者だからこそ分かる、オッズの〝ゆがみ〟を指摘します!
【土曜京都9R・さざんか賞】
午前11時44分現在、マジカルシャインが単勝2・8倍で1番人気。確かに前走(京都ダート1400メートル)の未勝利Vはそこそこ優秀な結果だった。ただダートでうまく走れていただけに、今回の芝替わりが特にプラスとはならないだろう。 この条件でこのメンバーならカルプスペルシュ(2番人気=3・2倍)が最上位という印象。初めての芝1200メートル戦が合いそうなショウナンラフィネ(7番人気=19・9倍)も面白い。前走・りんどう賞(京都芝外1400メートル)は4コーナーで不利があってやめてしまった感じがあり、9着大敗でも見限りは早計だ。
【土曜京都11R・チャレンジC】
午前11時48分現在、ダノンエアズロックが単勝5・2倍で1番人気。強烈な決め手や実績を思えば人気を集めて当然の馬だが、ここは条件面が微妙。本馬は非常に大きなフォームで、瞬間的に地面をはじく走法。京都の内回りコースも今の荒れた芝も歓迎できない。 一長一短のメンバーだが、エピファニー(7番人気=10・7倍)、ディープモンスター(6番人気=10・0倍)には特に不安点が見当たらず、軸にするならいずれかがオススメ。あと1頭、コガネノソラ(8番人気=11・0倍)は馬場状態がドンピシャだ。
岡本 将孝