3COINSで格安の耳を塞がない「エアー伝導イヤホン」を買ってみた – 気になる音漏れは?
実際にエアー伝導ワイヤレスイヤホンを視聴してみる! 気になる音漏れは?
スマホとのペアリングが終わったら、さっそくエアー伝導ワイヤレスイヤホンで音楽を聴いてみましょう。最初はSBCコーデックです。
視聴してすぐ気がついたのは、どうしても“音漏れは避けられない”ということ。イヤホンと耳の間に空間があるため、近くで音が鳴っている状態なのです。これでは満員電車などでは使えませんね。やはり、エアー伝導ワイヤレスイヤホンは、家のなかで家事をするときのBGMや環境音として使うのがいいと思います。ただし、かなり音を小さめにしないと外部の音が意外と聞こえないので、注意してください。 音質については、低音がまったく感じられない非常に軽い音です。音の立体感もなく、クラシックやバンドミュージックを聴いてもまったく空間を感じることはできません。全体的にインパクトが弱く、メリハリが感じられない音質です。その代わりボーカルの中音と高音ははっきりと聴こえます。低音がないので音が抜けているような軽いイメージですね。 次に、高音質コーデックのAACでも試してみましたが、音のイメージはまったく変わらなかったことは少々残念です。
タッチ操作については文句ありません。タッチセンサー部分がへこんでいるため、誤タッチすることなく、すぐ反応してくれます。さらに1回のタッチで再生/一時停止が切り替えられるので、ストレスはありませんでした。 いかがでしょうか? 3COINSで1,980円の「エアー伝導ワイヤレスイヤホン」ですが、とにかく低音がダメなので、音楽を聴く用途にはオススメできません。また、音漏れもかなり気になるので、自宅のなかでBGMを聴く感じで使うしかないでしょう。 オープンイヤー型なのでもう少し周囲の音が聴こえるかと思いきや、さほど聴こえることもなく、かといって音質が特別いいわけでもないので、どっちつかずな印象です。 また、ヘッドバンドのサイズが女性向けなのか少々小さめでした。首が太い大柄な男性ではちょっとキツく感じるかもしれませんね。 ※文中の価格はすべて消費税込みです。 ※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2024年10月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。
西澤浩一