OneNoteはPDFファイルへの描き込みツールとしても便利って知ってた?
PDFファイルに“手書き”でメモを追加したいこと、ありますよね。手書きの線を追加するだけなら無料版の「Abobe Acrobat」でもできますが、タッチ非対応のPCを使っている場合はマウスで線を描くのに苦労しますよね。 【画像】OneNote経由でPDFファイルに手書きした例 パソコンとは別にiPadなどのタブレットを持っているなら、「Adboe Acrobat」アプリを入れて作業すれば楽に手書き入力ができますが、PDFファイルの移動方法に悩みがちです。 Adobeの提供するクラウドドライブ(Adobe Creative Cloud)を使うとPDFファイルの同期などが手軽なのですが、多くのビジネスパーソンは「OneDrive」や「Google ドライブ」がメインで馴染みがないでしょう。 今回は、OneNoteとタブレットを利用してPDFに手書きして、その結果をPDFファイルとして出力し直す方法を紹介します。OneNoteは、初回起動時にMicrosoft アカウントへのログインを促されるため、あえてローカル作業を選択しなければ、無意識のうちにファイルは「OneDrive」に保存されます。 もちろん、ファイルはタブレットやスマートフォンのアプリとも自動的に同期。パソコンとほかのデバイスでシームレスに作業を続行できる特徴があります。 ■ OneNoteに印刷イメージを貼り付ける OneNoteにPDFファイルをドラッグ&ドロップした時は、ファイルを添付するか、印刷イメージを挿入するかを確認するメッセージが表示されます。後ほどタブレットで手書き入力したいので、[印刷イメージの挿入]を選択します。 印刷イメージの挿入後はタブレットで作業するので、パソコンのOneNoteのウィンドウは閉じて構いません。 ■ タブレットで手書き入力する 続けて、タブレットの「OneNote」アプリで作業します。パソコンでログインしていたMicrosoft アカウントを使って、タブレットのアプリでもログインしておきます。同期が完了すると、先ほどPDFファイルの印刷イメージを挿入したページを閲覧できます。手書き入力の作業が終わった時点でアプリは閉じて構いません。 ■ 用紙サイズを設定して印刷する パソコンでの作業に戻ります。PDFファイルの印刷イメージを挿入したページを開き直すと、タブレットで書き込んだ結果が反映されているはずです。変更されていないようなら、OneNoteを開き直すか、ページを切り替えてみてください。 ここでは、A4サイズのPDFとして出力できるように用紙サイズを設定して、PDFファイルの印刷イメージと手書きの結果の位置を調整します。ページに含まれるタイトルとPDFファイルは不要なので削除します。 OneNoteの初期設定では、ページ区切りがはっきりしないため、印刷したり、PDFファイルとして出力したりするときは、用紙サイズを指定することがポイントです。念のため、印刷プレビューを確認して出力すれば完成です。
窓の杜,今井 孝