伊東純也&中村敬斗の稼ぎは? スタッド・ランスの最新年俸ランキング1~10位。最も稼いでいるのは?
7位:テディ・テウマ(マルタ代表)
生年月日:1993年9月30日 推定年俸:85万ユーロ(約1.3億円) 24/25リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト スタッド・ランスで背番号「10」を背負うテディ・テウマが、推定年俸85万ユーロ(約1.3億円)で年俸ランキングの7位にランクインした。 マルタ代表でも活躍する現在30歳のテウマは、決して華やかなキャリアを築いてきた選手ではない。フランス4部リーグに相当するフランス全国選手権2を舞台に戦っていたイエールの下部組織で育成を受けると、その後もフランス国内の小規模なクラブで研鑽を積んだ。 テウマが脚光を浴びたのは、2019年1月に加入したユニオン・サン=ジロワーズ時代。公式戦通算164試合に出場して31得点44アシストをマークして攻撃を力強くけん引し、ベルギー中にその名を轟かせた。また、頼れるキャプテンとしてチームをまとめ上げ、チームメイトから絶大な信頼を得ていた。 2023年7月にスタッド・ランスへ完全移籍で加入してからも、テウマは攻撃の核として異彩を放った。昨シーズンは公式戦30試合に出場して6得点3アシストをマーク。加入初年度にしてチームの中心的存在となった。 2024/25シーズン、テウマのリーグ戦出場は今月1日の第3節スタッド・レンヌ戦のみとなっている。だが、わずか18分間のプレータイムであっても、テウマは多彩なアイデアと確かな技術、卓越した統率力を発揮した。いずれにしても、シーズンはまだ開幕して間もない。年俸ランキング7位の実力が伊達ではないことを証明するための時間は、まだ十分に残されている。
6位:中村敬斗(日本代表)
生年月日:2000年7月28日 推定年俸:90万ユーロ(約1.4億円) 24/25リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト 日本代表でも活躍する24歳の中村敬斗が、推定年俸90万ユーロ(約1.4億円)で年俸ランキングの6位にランクインした。 2023年8月に完全移籍加入を果たしてから、スタッド・ランスにおける中村の存在感は増す一方だ。オーストリアの強豪・LASKリンツでも絶対的な主力として活躍していたが、フランスの地で中村はさらに一段階レベルアップ。ドリブル突破はさらに切れ味が鋭くなり、伊東純也と共に形成する両翼はチームの大きな武器となっている。 移籍決定当時にフランス紙『レキップ』が報じたところによると、スタッド・ランスから移籍金として1000万ユーロ(約16億円)がLASKリンツに支払われたという。加入初年度の躍動ぶりを見れば“お買い得”だったと言える金額だろう。 だが、中村は飽くなき向上心を隠そうとしない。昨シーズン終盤の今年4月には、フランス紙『リュニオン』の取材で「正直言って、自分の成績にあまり満足していない」と語り、自らにさらなるバージョンアップを課した。スタッド・ランスのルカ・エルスネル監督も今年8月のフランス紙『レキップ』の取材で「ケイトは優れた技術を持っているが、次のレベルに引き上げる必要があるね」と、期待しているからこその厳しい要求を突き付けている。 このまま進化スピードを加速させていけば、中村の年俸が100万ユーロ(約1.6億円)の大台に乗るのもそう遠い未来の話ではない。