プライベートゾーンや下着についてどう教える?【成長期のからだ・男女の違い】思春期の子どもたちと考える「ツボミスクール」の”男女共修コース”に潜入!
「プライベートゾーン」を守る「下着」の役割を学ぶ
授業の後半は、第二次性徴を通して重要となる「プライベートゾーン」について。まず生徒にその言葉の意味を尋ねると、〝水着で隠れる部分〟〝大事な部分〟などの回答が。 ■プライベートゾーンは人が見たり、触ったりできない、自分だけの大切な場所 「今、言ってくれたように、〝水着や下着で隠れる場所〟をプライベートゾーンと呼んでいます。プライベートが〝個人の〟、ゾーンが〝場所〟だから、〝自分にとって大事な場所〟という意味ですね。具体的には、口、胸、お尻、性器を指します」(上地さん) そこで、生徒たちに「○×クイズ」でも質問。 【「プライベートゾーン」クイズ】 Q お友達のプライベートゾーンはさわってはいけない…〇 Q 先生のプライベートゾーンはさわってもいい…× Q 下着にはプライベートゾーンを守る役割がある…〇 「プライベートゾーンは自分だけの大事な場所なので、人に見せても触らせてもいけません。相手が家族でも、見られるのはちょっとイヤだなって思うなら、お風呂もひとりで入るようにしていいと思います。もちろん自分が家族と入るのはOKなら、一緒でも大丈夫。大事なのは、自分の気持ちに正直になって、自分でどうするかを決めることです」(上地さん) さらに、大切なプライベートゾーンを守る下着の役割についてもクイズで紹介。 児童は各自で( )を穴埋め回答。 【「肌着」の役割】 ・汗を吸収して(体温)を調整する ・汗や皮脂を吸いとり、洋服の(よごれ)を防ぐ ・肌や(下着)のラインを目立たなくする 「下着は、みんなの大事なプライベートゾーンをいちばん近くで守ってくれるものだから、ぜひつけてほしいんです。肌に直に触れるものなので、自分の好きな着ごこちのものがいいですね。冬は暖かく感じられるものなど、季節に合わせて素材や厚さを選んでほしいと思います」(上地さん) ■パンツの汚れは、今のうちから自分で洗う習慣に 「衣服の中でもとても汚れやすいのがパンツです。汗や排泄物の汚れだけでなく、さっき勉強したように、女子は月経、男子は射精があると、普段とは違う汚れがパンツにつくことがあります。だから今日からみんなには、汚れたパンツをそのまま洗濯カゴや洗濯機に入れないで、自分で事前に手洗いする習慣をつけてほしいんです。 クロッチと呼ばれる、またにつく部分の汚れだけでOK。そうすることで、一緒に洗うほかの洗濯物に汚れがつくのを防げるし、パンツ自体も長持ちしますよ」(上地さん)