迫力の大蛇が完成 高さ4・5㍍ 和歌山県御坊市で城所さん
和歌山県田辺市龍神村のチェーンソーアーティスト、城所ケイジさんが、スギの木を使って大蛇の像を完成させた。御坊市熊野にある土木業事業所内に飾られている。 【ご神木が「青龍」に チェーンソーで彫刻、和歌山・みなべの須賀神社のこちら】 土木業中家組(中家伊三次代表)が依頼した。設置場所の残土仮処分場は同社が年間を通して大掛かりなイルミネーションを点灯しており、立ち寄りスポットとして知られる。 同事業所には三国志の武将・関羽、トラ退治で知られる加藤清正とトラ、干支(えと)の「辰(たつ)」と、城所さんの作品が複数並んでいる。 大蛇の像の高さは約4・5メートル、幅は最大で約1メートル。スギの木を立てたままで、高所作業車のゴンドラに城所さんが乗って作業するなどして延べ10日間かけて仕上げた。 同事業所は「現在は敷地の奥に置いているが、自由に見てもらえれば。午後6時ごろから点灯する年中無休のイルミネーションもあるので、像とともに鑑賞してもらいたい」と話している。 城所さんは「ニシキヘビとアオダイショウの要素を組み合わせてデザイン。ヘビをモチーフにした木像としては、全国的にも珍しいと思う」と話している。
紀伊民報