ビットコインは不安定な動きが続き、5万8000ドルに下落──来週は上昇の可能性
ここ数週間のパターンどおり、ビットコインは米国の取引時間中に再び下落傾向となり、東海岸の正午前に5万8000ドルまで下落した。 ビットコインは当記事執筆時点、5万8200ドルで取引されており、24時間で4.4%弱の下落。5.6%の下落を記録した市場の指標のCoinDesk 20 Index(CD20)をアウトパフォームしている(日本時間31日8時前には5万9155ドル付近)。 CoinDesk 20 Indexのトークンの中でビットコインよりも大きく下落したのは、イーサリアム(ETH)、チェーンリンク(LINK)、カルダノ(ADA)など。下落幅が最も大きかったのは、9%下落したソラナ(SOL)。 8月の取引終了を24時間ほど先に控えた時点で、ビットコインは月初から12%超下落し、好調だった7月の上昇分を覆す結果となった。イーサリアムは8月に25%下落し、年初来の上昇幅はわずか7%に縮小。ソラナも8月は25%下落し、年初来では31%の上昇となった。
アジアは買い、米国は売り
この低調な値動きに見覚えがあると考えている人がいるとしたら、それは気のせいではない。「アジアは買い、アメリカは売る」と、暗号資産アナリストのマイルズ・ドイッチャー(Miles Deutscher)氏は30日にXに投稿している。ドイッチャー氏によると、過去2週間のアジア取引時間中のビットコインの累積リターンは5%以上である一方、米国取引時間中にはマイナスのリターンを記録している。 Asia bids, America dumps. Been the meta for the last few days. pic.twitter.com/UX4NRBQQ6d ― Miles Deutscher (@milesdeutscher) 2024年8月30日 アジアは買い、アメリカは売る。 ここ数日のメタである。 ビットコインが米国の朝方に再び売られる中、「時計仕掛けのようだ」とドイッチャー氏は付け加えた。