福島ファイヤーボンズ、信州に敗れ6連敗 バスケB2
バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)東地区の福島ファイヤーボンズは27日、ホームの円谷メモリアルアリーナで同地区の信州ブレイブウォリアーズに80ー93で敗れて6連敗となった。通算成績は2勝7敗で、順位は東地区7チーム中7位。福島は次戦の11月2日、ホームのあづま総合体育館で青森ワッツと対戦する。午後3時5分開始予定。 【経過】福島は第1Q、相手の攻撃の勢いを止めきれず、8点差を付けられた。第2Qは積極的に攻撃に出て、相手と同じ19点を奪い食い下がった。後半に入り第3Qは得点を重ねたもののそれ以上に得点を許し、じりじりと点差を広げられた。第4Qも3点シュートを沈めるなどして反撃したが、追い付くことはできなかった。
田渡攻撃けん引
前日の試合で27点差を付けられた相手に逆襲を試みたが、勝利はつかめなかった。それでも、諦めずに果敢に攻め込んだことが成果としてみられた。13得点を記録してチームの攻撃を引っ張ったポイントガード田渡凌は「攻撃の部分でやりたいことができた部分もある」と手応えを語る。 信州は昨季まで1部(B1)にいた強敵。前の試合では6点しか奪うことができなかった第1Qで、この日は22得点した。第2Qもドライブやパスを駆使して19得点。田渡も2点シュートを沈めるなど攻撃の流れをつくった。第3Q以降もミカエル・ホプキンスやラポラス・アイバナカースを中心に加点した。 攻撃が活性化された一方、田渡が「昨日よりは良かったがまだ足りていない」と話すように、第3Qに4本の3点シュートを決められるなど守備のもろさが見えた。点差を縮めることができない要因にもなった。 「チーム全体として良い流れの時間もあったが、続かなかった」と田渡。「技術的な部分だけではなく、勝利に対する気持ちや精神面の部分を強くしていきたい」と前を見据えた。
福島民友新聞社