「貧血」は病気ではない!? 鉄サプリが効かない理由は“アノ習慣”にあった
鉄欠乏性貧血症状がある人は食生活に問題がある!?
いくつ当てはまる? □欠食している(1日1~2食) =エネルギー(カロリー)不足 □食事を制限するダイエット(無理なダイエット)をしている □栄養のバランスが悪い □菓子をたくさん食べて食事量が減ったり、食事代わりに菓子類を食べる □インスタント食品や加工食品等を食べる頻度が多い □食物繊維のサプリを飲んでいる □毎食玄米を食べている □動物性食品をあまり食べない(たんぱく質不足の可能性) □レバー以外に鉄が豊富な食品を知らない(鉄不足の可能性) □果物を毎日食べていない(ビタミンC不足の可能性) □緑黄色野菜や魚を毎日食べていない(葉酸・ビタミンB6・ビタミンD・亜鉛不足の可能性) 女性に多くみられるのは食事量が少ないこと。食事を減らすダイエットや無理なダイエット、仕事や育児、介護などで、忙しくしていて、自分の食事がおろそかになるケースが多いようだ。 食事量が少なく、エネルギー不足の状態であれば、ヘモグロビンを作りにくくなり、鉄をとり入れても、貧血は改善されにくい。鉄とともにエネルギー源になる栄養素が含まれる食品(ご飯、パン、麺類などの主食) もしっかり食べることが大切。
鉄の推奨摂取量は?
月経あり:15~49歳女性10.5mg、50~64歳女性11.0mg 月経なし:18~64歳女性6.5㎎ ※生理がある人・ない人(閉経や治療など) により鉄の食事摂取基準の量が異なる。 しかし実際の摂取量は(令和元年 国民健康・栄養調査結果より) 女性20代:6.2mg、30代:6.4mg、40代:6.7mg となっており、全体的にあと3~4mg不足していることがわかる。 鉄サプリが効かない原因は? 鉄だけ補給していても、他の栄養素が不足していれば、血液は作ることができず、貧血は改善しにくい。そのほか、前述のエネルギー(カロリー)不足や、たんぱく質不足、また葉酸の代謝が上手くいっていない、葉酸の摂取量が不足しているなどが原因。
Noriko Saeki