驚きの品揃え「トライアル」「久世福商店」が展開する新業態
静岡・焼津市。小倉さんは、11年前から付き合いのある「新丸正」を訪れた。良質な材料を使い、伝統的な製法で香り高いかつお節をつくっているメーカーだ。 このメーカーと共同開発しているのが、ドリップ式の「飲むだし」。リラックス効果が期待できると注目されているだしを、もう一つの看板商品にしたいと考えていた。「新丸正」の吉田宗一郎さんは「本当にこの商品は難しくて、削りの原料を1ミリ単位で変えると、だしの出方が変わる」とこだわりを話す。開発には1年近くかかった。
迎えたオープン当日。これまでの久世福を一新した明るい店内に、約300の商品が並ぶ。厳選した定番商品のほか、この店限定の「もったいない商品」も。ドリップ式の「雫だし」(190円~)は個別包装にし、鶏節やホタテなど6種類を用意した。オープン前、店の外には大行列ができ、その後、店も多くの客で大盛況となったが、小倉さんに、予想外の試練が待ち受けていた――。 ※「ガイアの夜明け」より
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