「すべてのクラブとルールは尊重されるべき」バルセロナの選手登録問題に…アンチェロッティが言及
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、バルセロナの選手登録問題に言及した。 ラ・リーガ 2024-25冬の移籍情報 全20クラブの補強・退団選手リスト 昨年夏の移籍市場でダニ・オルモを獲得、パウ・ビクトルをトップチームに加えたバルセロナ。前半戦は長期離脱を強いられたDFアンドレアス・クリステンセンの給与分の80%を支払いに充てていたものの、同選手の復帰によって人件費の余裕を失うことに。そしてラ・リーガの定めるサラリーキャップを超過し、後半戦に向けて両選手の選手登録ができなかった。スペイン複数メディアは、バルセロナ側が起こした商業裁判所と第一審裁判所への訴えが棄却され、スペインフットボール連盟(RFEF)へライセンス発行を求めたがこれも認められなかった伝えている。 すでにラ・リーガ公式HPのバルセロナ所属選手欄からも名前が消えたダニ・オルモとパウ・ビクトル。RFEFの規定では「選手ライセンスを失効した場合、同一シーズン中に同じクラブの選手として再びライセンスを取得することはできない」と定められているため、現状では今シーズン中に再びバルセロナでプレーすることは極めて難しい状況になっている。 選手登録問題に揺れるバルセロナについて、宿敵レアル・マドリーを指揮するアンチェロッティ監督も3日のバレンシア戦に向けた会見で問われることに。それでも、65歳指揮官は冷静に今回の問題について言及している。 「この件の詳細は知らないよ。私から唯一言えるのは、すべてのクラブとルールは尊重されなければいけないということ。詳細はわからないので、私が答えることはできない」 なおレアル・マドリーは、3日の未消化分である第12節で勝利すれば勝ち点を43まで伸ばすことになる。3位バルセロナとの差を「5」に広げ、アトレティコ・マドリー(勝ち点41)をかわして首位に浮上するチャンスを活かすことができるのだろうか。