原発の早期再稼働求める請願採択 新潟・刈羽村議会、県判断に注目
東京電力柏崎刈羽原発を巡り、新潟県刈羽村議会は8日の本会議で、同原発の早期再稼働を求める請願を賛成多数で採択した。原子力規制委員会が同原発に出していた事実上の運転禁止命令の解除後、立地自治体で初めて。柏崎市でも月内に同様の請願が採択される公算が大きい。態度を明確にしていない新潟県の判断に注目が集まりそうだ。 刈羽村が採択した請願は、地元の商工会などが2月に提出。「早期再稼働は地域経済活性化につながり、多くの波及効果を生むことが期待される」との内容。品田宏夫村長は議会の意思が示された。私の考え方は変わらない」と述べた。品田氏は1月、東電に対して今年中の再稼働を要望している。