難関の国家資格「消防設備士甲種4類」合格 京都府立工3年加藤さん
福知山市石原、京都府立工業高校電気テクノロジー科3年の加藤光燿さん(日新中出身)がこのほど、難関の国家資格「消防設備士甲種第4類」に合格した。工業高から同資格の合格者が出るのは珍しいという。 消防設備士甲種4類は、商業施設、ホテルといった建物に設置が義務付けられている自動火災報知設備などの工事、整備、点検が行える資格で、試験内容は消防関係法令や電気に関する基礎知識、工事の方法などを問う筆記試験と製図などの実技試験がある。 加藤さんは試験対策として、問題集を繰り返し解いて、知識を身に付けた。その結果、試験当日は早い時間で解答を済ませることができたという。 課題研究でさまざまな資格取得に取り組む加藤さん。今回を含めこれまでに6種の国家資格を取っていて、11月中には工事担任者総合通信と2級管工事施工管理技術検定に挑戦する。 すでに電力業界への就職が内定していて、「就職先で工場内の整備、点検などの仕事があるかもしれないので、そういった場面で今回の資格を生かすことができれば」と話している。