「気持ち引き締め一丸」 センバツ・21世紀枠 県推薦の桐陽高表彰 /静岡
来春の第97回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、3月18日開幕)の「21世紀枠」県推薦校に選ばれた桐陽高(沼津市)の表彰式が14日、同校であった。亀田遼主将(2年)は「静岡の代表という自覚を部員全員が持ち、気を引き締めて頑張っていく」と決意を語った。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 桐陽高は1983年創立の私立校。野球部は89年創部で、92年に夏の甲子園に出場した。今秋の県大会は、8強入りした。グラウンドや室内練習場は、同じ学校法人が運営する飛龍高と兼用のため、工夫して効率的に練習に取り組んでいる。また、栄養講座や野球の技術力向上のための研修にも力を入れている。学業と部活動の両立に努力していることも、推薦校選出に当たって評価された。 県高校野球連盟の石川徹会長は「推薦は工夫と努力のたまもの。自信と誇りを持って精進してほしい」と話した。 今後、東海4県の推薦校から地区の候補校1校が選ばれ、他の8地区の候補校と共に12月13日に発表される。25年1月24日の選考委員会で、9校の中から21世紀枠でセンバツに出場する2校が選出される。【藤倉聡子】