上田綺世不在の日本代表…森保監督、代役FWについて言及も「誰が出てもチームの戦い方は変わらない」
日本代表を率いる森保一監督は、上田綺世不在のFWについて言及した。 9月に幕開けした2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)で3勝1分けの好スタートで首位に立つ日本。11月シリーズでは、15日にインドネシア代表、19日に中国代表とのアウェイ戦に臨む中、7日に招集メンバーが発表された。 引き続き久保建英や三笘薫らが名前を連ねた一方で、ここまで森保ジャパンの主力として活躍し、最終予選でも4試合2ゴール2アシスト中のフェイエノールトFW上田綺世が負傷のため不参加に。そのため、今回のアウェイ2連戦でFWに抜てきされる選手は誰になるか注目が集まっている。 その人選について問われた森保監督は、「ベース、チームの戦い方、コンセプトを持ちながらも、その選手の特徴を活かし、オプションとして使えるようにチームとして共有したい。幅を持った戦い方をしていきたいと思います」としたうえで、「誰が出ても、チームとしての戦い方は変わらない」と主張した。 「それぞれの(FWが持つ)良さを出していく。ターゲットタイプや背後への抜け出し、クロスに合わせるタイプなど、(選手によって)1番得意なことは違うかもしれませんが、チームとしての戦い方の優先順位は変わりません」 指揮官は「ボールを奪った瞬間から、相手の背後に動き出し、配球する」プレーを第一優先に掲げた。その後、起用選手によってコンセプトは変わらないことを強調しながらも、それぞれのFWが持つ特徴の生かし方は変化すると説明した。 「小川(航基)であれば、(上田)綺世と同じようなポストプレータイプでも違うところがあります。また、もし(古橋)亨梧が試合に出れば、クロスから点で合わせるプレーなどが特徴だと思いますが、チームの中で優先順位は相手の背後を取ることです。ゴールに向かってプレーができなければ、起点になってプレーしてもらうかもしれません。すべての選手に求められるチームとしての戦い方は変わりません」 今回は、セルティックのFW古橋亨梧やFW前田大然、ブラックバーンのFW大橋祐紀、NECナイメヘンのFW小川航基らが招集されている。2022年W杯以降、チームの点取り屋として日本代表を支え続けてきた上田の穴をどう埋めるのか。森保監督とFW陣に期待がかかっている。