共同会見に出席した岩田康誠騎手＝美浦トレセン（撮影・塩浦孝明）

天皇賞・秋（27日、東京、GI、芝2000メートル）に向け、札幌記念勝ちのノースブリッジ（美・奥村武、牡6）に騎乗する岩田康誠騎手（50）＝栗・フリー＝が23日、美浦トレセンで共同会見に出席。3年以上コンビを組み続ける〝相棒〟への思いを勝った。 ──前走の札幌記念は強豪相手に快勝 「今年に入ってすごく充実したレースが続いていましたし、（カタール、香港への遠征から）日本に帰ってきてひと皮むけたなという印象です」 ──具体的にどのあたりが変わってきたか 「内気な性格というか、気持ちが弱い馬だったんですけど、海外経験をへて気性面であったり、いろいろな面で成長しました」 ――23日の最終追い切りは芝コースで単走 「今年に入って最終追い切りは全部芝でやっていい結果につながっていたので、先生はじめスタッフと考えながら最終追いをこなしました」 ――手応えと感触は 「先週からきょうにかけて馬も息づかいが良くなって、精神面も落ち着いてきています」 ――コンビを組んで3年以上。手塩にかけてやってきたという思いは 「ずっと乗せていただいて、この舞台に立てるというのが名誉なことですし、それに応えられるような騎乗ができればなと思います」 ――今回の相手関係を見て思うところは 「強い馬ばっかりなので、それに負けないように走るだけです。去年もこの舞台に立ったんですけど、去年と違うノースブリッジを見せてあげたいと思います」 ――レースではどういったところがポイントになるか 「先行力もありますし、それを考慮したレースになると思います。札幌記念のような強いレースができればいいです」 ――今のノースブリッジにとって東京芝2000メートルのコースというのは 「いいと思いますし、前半どれだけノースブリッジのレースができるかですね」 ――岩田騎手自身は勝てば天皇賞・秋初制覇 「しばらくGⅠを勝ってないので、喜びを忘れちゃいました（苦笑）」 ――では、喜びにひたりたいですね